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企業のSNSマーケティングをアウトソーシング(外注)するメリットは?

スマートフォンやインターネットの普及に伴い、今や国民一人ひとりが“何らかのSNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウントを持つ時代”になりました。

それに合わせて、自社の商品やサービスをPRするために多くの企業がSNSアカウントを活用するも、「SNS上でのマーケティング活動がなかなか上手くいかない」というケースは少なくありません。

そこで今回は、企業のSNSマーケティングをアウトソーシング(外注)することのメリットやデメリット、気をつけるべきポイントについてご紹介します。

SNS運用をアウトソーシングすることで、今まで以上にSNS効果を活かすことができますので、SNSマーケティングに伸び悩んでいるSNS担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、TwitterやInstagram、FacebookといったSNS(ソーシャルネットワークサービス)を用いて自社のマーケティング活動を行うことをいいます。

近年ではインターネットの著しい発展により、SNSを活用するユーザー数も増加傾向にあります。自社のマーケティングにSNSを活用することで、多くの顧客ユーザーとコミュニケーションを取ったり、ユーザーの商品購買傾向や購入意識などの調査を行うことで、“より消費者に近いポジション”での効果的なマーケティング活動が期待できます。

SNSマーケティングをアウトソーシング(外注)した方がいい理由

TwitterやInstagramなどで自社の公式アカウントを作成することで、SNSマーケティング活動を実践することができます。

しかし、多くの企業ではSNS運用に特化した部署や人材を持ち合わせてはなく、広報部をはじめとした一部の部署の従業員でSNSを運用するといったケースがほとんどです。

その場合、SNSを運用するのはあくまでも“業務の1つ”として捉えられてしまい、SNSに精通している従業員でもない限りは、「SNSマーケティングで思ったような効果を得られない」ことが多くあります。

というのも、SNSの運用は“片手間で誰でも簡単にできる”わけではないからです。SNSと一言にいっても、TwitterやInstagram、Facebook、YouTube、LINE、など、さまざまなサービスがあります。

それぞれのサービスごとに特徴があり、利用しているユーザーの属性も異なるため、企業内でSNS担当者を専任しても、それら全てを網羅には膨大なコストがかかってしまいます。

そのため、最近ではSNSマーケティングやSNS運用を外部の委託業者に依頼する、いわゆるアウトソーシング(外注)するケースが多くなっています。

SNSマーケティングをアウトソーシング(外注)する7つのメリット

企業がSNSマーケティングをアウトソーシングする際には、どのようなメリットが得られるのでしょうか。それぞれの委託業者では多少のサービスの違いはありますが、一般的にみたアウトソーシングのメリットについてご紹介します。

時間が節約できる

SNSマーケティングをアウトソーシングすることで、従業員の業務時間を節約できます。SNSマーケティングは、ただ単にTwitterやInstagramのアカウントを運用するだけではなく、ユーザー層の調査や各SNSで流行っている情報を把握、広告の運用など、さまざまな業務が必要です。

これらの業務を専門家にアウトソーシングすることで、従業員は他の業務に時間を割くことができ、生産性の向上につながります。

リソース不足を補うことができる

先ほどもお伝えしたように、「SNSの運用は誰でもできる」わけではありません。SNSの運用や活用に精通している従業員が社内にいるケースは決して多くはなく、1から教育するには膨大な時間や費用などのコストがかかってしまいます。

SNSマーケティングに精通している専門家にアウトソーシングすることで、社内のリソース不足を補うことができます。

定期的に情報発信できる

SNSが好きな人であれば、1日に何回も投稿することができるでしょう。しかし多くの人にとっては、毎日定期的にSNSで情報を発信することは困難を極めます。

特にスタート直後は自社アカウントのフォロワー数も少なく、投稿しても中々反応が得られないことが多くあります。

しかし、SNS運用のアウトソーシングであれば、事前に「1日何回投稿するか」「どの時間帯に投稿するか」などを打ち合わせで決めておくことで、定期的に情報発信することができます。

特に最近のSNSにおいては、投稿頻度は重要なファクターの1つです。定期的に情報発信することで、「この企業アカウントは、この時間に更新される」というイメージをユーザーに持ってもらうことにつながります。

専門家が運用することでSNSを効果的に活用できる

SNSの運用は、専門知識が不可欠です。「Twitterではどのようなユーザー層が活動しているのか」「Instagramで流行っている話題は何か」など、さまざまな要素を把握しなければなりません。

アウトソーシングによってSNSマーケティングを専門家に依頼することで、企業のSNSアカウントをより効率的に活用することができます。

ユーザーとのやり取りも対応可能

SNSマーケティングでは、顧客ユーザーとのコミュニケーションも大切な要素。相手からの要望に応えたり、多くのユーザーに向けてアンケートを取ってみたりと、さまざまな場面においてユーザーとコミュニケーションを取ることができます。

ユーザーとのやり取りに関しても、SNSマーケティングをアウトソーシングすることでより密な対応をすることが可能になります。

レポート作成でSNSマーケティングの効果を知る

これはSNSマーケティング以外にもいえることですが、どんなマーケティングを実践しても、効果が期待できなければ意味がありません。

各種SNSでは、ユーザーの反応率(インプレッション)、フォロワーの属性(性別・年齢など)などを解析することができます。SNSマーケティングをアウトソーシングすることで、これらの情報を元にレポート作成し、より効果的なSNS運用を実施することにつながります。

広告出稿も可能

各種SNSでは、有料広告を出稿できます。しかし、有料にしたからといって必ずしも効果が出るわけではありません。SNSマーケティングをアウトソーシングすることで、より効果的な有料広告への出稿対応も可能になります。

SNSマーケティングをアウトソーシング(外注)する4つのデメリット

SNSマーケティングをアウトソーシングする際には、デメリットも存在します。しかし、これらのデメリットは必ずしも“無駄”というわけではありません。

SNSマーケティングのアウトソーシングを上手く活用してデメリットをメリットに変換することで、より大きなマーケティング効果が期待できます。

アウトソーシングのコスト(外注費)がかかる

これはSNSマーケティングに限った話ではありませんが、アウトソーシングを行うには基本的にコスト(外注費)がかかります。

コストに関しては委託業社によって多少の違いはありますが、だいたい20万円〜/月、で受注しているケースが一般的です。

一見、コストだけ見ると「SNSの運用で20万円か〜…」と思う人もいらっしゃいますが、単純に社員1人を雇う場合で考えても、ほとんど同じかそれ以上のコスト(人件費)が発生すると思います。

そう考えると、SNSに精通した専門家に自社のSNSアカウントの運用を依頼した方が、結果的に高い効果を実感できるのではないでしょうか。

社内の人材が育たない

アウトソーシングすることのデメリットととして、“人材が育たない”という点が挙げれらます。あくまでも外部の人間がSNSを運用するために、社内の人間がそれらの知識を勉強できないと、なかなか人材が育たなくなってしまいます。

ただし、いくつかのSNS運用委託業社では、「社内のSNS運用に関する教育事業」を行なっているケースもありますので、SNS運用をアウトソーシングしつつも、社内教育も実践することができます。

契約期間がある

アウトソーシングを行う際には、契約当初に契約期限を決めるケースがほとんどです。そのため、期限が満了し、かつSNS運用者が社内にいないとなると、継続的なSNSマーケティングは困難です。

目標の共有がカギになる

アウトソーシングする際に最も気を付けなければいけないのが、委託業者との“目標の共有”です。外部の人である委託業者と仕事をするには、「自社のSNSマーケティングの目標」をしっかりと定めて共有しなければ、双方の認識にズレが生じてしまいます。

せっかく専門家に依頼をしても、思い描くゴールが異なるとアウトソーシングの無駄使いになりかねません。まずは「なぜSNSマーケティングを行うのか」について、しっかりと考えましょう。

SNSマーケティングをアウトソーシング(外注)する際のポイントは3つ

ここまで、SNSマーケティングをアウトソーシングする際のメリット・デメリットをご紹介しましたが、実際にアウトソーシングする際には気をつけるべきポイントがいくつかあります。

実績が高い

SNSマーケティングをアウトソーシングする際にまず悩むポイントは、「誰(どの企業)に依頼するか」です。

世の中には、実にたくさんのSNS運用委託業者やSNSコンサルティングが存在します。その中で依頼先に迷った際には、まず相手方の“実績”を確認しましょう。

「今までどのようなクライアントを仕事をしていたのか」「どのような活動実績(成果)があるのか」などは、必ず確認するのがオススメです。

もし先方のホームページやSNSだけではそのような情報がわからなければ、直接問い合わせてみてもいいでしょう。

コストに見合っているか

アウトソーシングの際に多くの人が気にするのが、「コスト(外注費)」についてです。

SNSマーケティングのアウトソーシングの相場はだいたい「20万円〜/月」であり、その他のオプションやサービスが付くと高額になっていきます。

相手方の実績とコストが見合っているかを知るためにも、こちらが提示できる予算感や要望などは、依頼前にしっかりと決めておきましょう。

特定のSNSに強みがある

SNSと一言にいっても、TwitterやFacebookなど、さまざまなサービスがあります。実はSNS運用を請け負っている委託業者にも、それぞれ得意とするSNSの領域が異なっているケースがあります。

Twitterでマーケティングを実践したいのにInstagramに強い業者に依頼してしまった、なんてことにはならないように、アウトソーシングする業者の特徴はしっかりと確認しましょう。

SNSマーケティングはアウトソーシング(外注)するのがオススメ!

今回は、SNSマーケティングをアウトソーシングする際のメリット・デメリットや、ポイントについてご紹介しました。

多くのユーザーが各SNSを活用している現代では、企業のSNSマーケティングは必須ともいえる事業になりました。

今後ますますマーケティング効果が期待できるSNS領域において、SNSに精通した委託業者にアウトソーシングを依頼することは、企業のSNSアカウントを最大限に活かすことにつながります。

「社内で新しくSNSマーケティングを検討している」
「SNSで自社商品やサービスを広げたい」
「SNS担当に任命されたけど、何をしたらいいかわからない」

そのようなお悩みを抱えているのであれば、ぜひSNSマーケティングのアウトソーシングを検討してみてはいかがでしょうか。

教えてイルミス

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