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担当者必見!ハッシュタグキャンペーンとは?ポイントや事例を紹介!

近年注目を集めているSNSのマーケティング手法に「ハッシュタグキャンペーン」があります。

今回の記事では、ハッシュタグキャンペーンの特徴や、TwitterやInstagramを用いたハッシュタグキャンペーンの事例をご紹介します。

ハッシュタグ(#)とは?

ハッシュタグキャンペーンについてご紹介する前に、まずは「ハッシュタグ(#)」について簡単にご紹介します。

ハッシュタグ(#)とは、キーワードやトピックを分類するためのタグ(ラベル)のことです。「#○○○○」と、単語やキーワードの文字の頭にハッシュ記号を付けることで、ハッシュタグとして活用することができます。

ハッシュタグをつけることで、その投稿内容が“何に関する投稿であるか”を簡単に表すことができます。また、ハッシュタグの付いた投稿は簡単に検索できるので、知りたいことに関する投稿を検索したり、同じ趣味や興味を持つユーザーと交流したりする際に役立ちます。

ハッシュタグキャンペーンとは?

ハッシュタグキャンペーンとは、企業が参加条件として、ユーザーへ向けて指定のハッシュタグを付けた投稿を促すことで、告知や認知の拡大、プレゼントサービスなどを行うキャンペーンです。

ハッシュタグキャンペーンは気軽にはじめられることが大きな特徴であり、企業側・消費者側双方のメリットが大きく、効果の期待できるマーケティング方法であるといえます。

ハッシュタグキャンペーンの内容として、商品または企業イメージを投稿してもらうものや、企業側への要望・リクエストを投稿してもらうものなどがあり、消費者参加型のキャンペーンとなっています。

ハッシュタグキャンペーンの7つの特徴

ハッシュタグキャンペーンの特徴を7つご紹介します。

ハッシュタグに親和性の高い(興味のある)ユーザーへアプローチできる

ハッシュタグキャンペーンでは、使用されるキャンペーンタグに興味のあるユーザーへのアプローチが簡単に行えます。
キャンペーンタグだけではなく、社名や商品名、サービス名のタグなどの関連ハッシュタグをつけた投稿をエゴサーチすることで、キャンペーン参加者以外の親和性の高いユーザーへもアプローチが可能です。

SNS投稿の内容をシェアできる

ハッシュタグキャンペーンに参加することで、SNS投稿の内容をシェアし、多くの人に見てもらうことができます。また、Twitterのリツイート機能やInstagramのシェア機能で拡散することもできるため、さらなるシェアを期待できます。

運用コストを抑えることができる

コストを抑えられることも、ハッシュタグキャンペーンの大きな魅力です。

SNSという無料ツールを活用したキャンペーンであり、集計や分析、消費者との連絡などのために新しいシステムを導入する必要がないため、他のマーケティング手法よりも運用コストを抑えることができます。

「宣伝」と思われにくい

ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーから「宣伝」と思われにくいマーケティングです。ハッシュタグキャンペーンは、企業側の欲求が見えづらく、消費者のメリットが前面に押し出された消費者参加型のマーケティングとして活用できます。

自社サービス・商品の認知を広めることができる

自社のサービスや商品の認知度の向上を目指す場合、それらの説明だけではなく、用途まで発信する必要があります。

ハッシュタグキャンペーンでは、ユーザー自身の言葉でサービス・商品について発信するので、多くのSNSユーザーからの認知を集めることができます。

ユーザーの口コミを取得しやすい

ハッシュタグキャンペーンを開催することで、ユーザーの魅力的な口コミを集めることができます。口コミを取得することで、よりユーザー目線に立って商品やサービスの開発・改良につなげられます。

ハッシュタグキャンペーンの内容には、商品や企業イメージを投稿するものや企業側への要望を投稿するものがあり、効率的に口コミを集めることができます。

自社独自の付加価値を付けられる

ハッシュタグキャンペーンの企画やプレゼント内容の自由度は高く、自社独自の付加価値を付けることができます。参加方法やプレゼント内容などを工夫して、自社のオリジナリティあふれるキャンペーンにしましょう。

ハッシュタグキャンペーンを開始する際のポイントは?

ハッシュタグキャンペーンにはさまざまな特徴がありますが、キャンペーンを開始する際には気をつけるべきポイントが5つあります。

目標を明確にする

ハッシュタグキャンペーンを開始する際には、まず目標を明確にすることが重要です。

ハッシュタグキャンペーンを通して達成したい目標を明確にし、そこから逆算してターゲットや企画内容、参加方法、プレゼントのアイデアを出しましょう。

参加方法は簡単・簡潔にする

ハッシュタグキャンペーンの参加方法は、簡単かつ簡潔にして、ユーザーが参加するハードルを下げることがポイントです。

例えば、キャンペーンの参加方法として、企業のTwitterアカウントをフォローし拡散する「フォロー&リツイートキャンペーン」は、多くの企業で実施されています。

他にも、商品の購入を条件として参加できる「マストバイキャンペーン」は、購入した商品の写真と一緒に指定のハッシュタグをつけて投稿することで、抽選で賞品が当たるキャンペーンです。

キャンペーンはしっかりと告知する

ハッシュタグキャンペーンをせっかく開催しても参加してもらえなければ意味がありません。しっかりと告知することが大切です。

告知方法は、広告配信やプレスリリース、オウンドメディアに掲載するなど。興味を持ってもらえるようにキャンペーン名や画像を工夫することも意識してください。

投稿・シェアしたいと思われるキャンペーンにする

ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーが自分のSNSに投稿をするキャンペーンです。「投稿したい」「シェアしたい」と思われるキャンペーンにするために、投稿内容や画像、参加することで得られる付加価値を魅力的なものにすることを意識しましょう。

プレゼント・付加価値の工夫

ハッシュタグキャンペーンを行う際には、投稿を促すためにも「抽選で〇名様にプレゼント」などプレゼント・付加価値を工夫することがとても重要です。

プレゼントをきっかけに、ファンが自社サービスの魅力を再認識できたり、もらったプレゼントをさらにSNS上でアップして拡散したりすることも見込めます。

Twitter(ツイッター)ハッシュタグキャンペーンの成功事例

ネスカフェやキットカットなどの大人気商品で有名な大手食品会社「ネスレ」は、SNSを活用したマーケティングを頻繁に実施している企業の1つです。

2019年の末頃から2020年の受験シーズンでは、受験生応援キャンペーンとして「 #キット想いとどく 」のハッシュタグとともに、受験生への応援メッセージ投稿を募集。

キャンペーンに参加することで、抽選で30名にお守りパッケージのキットカットのプレゼントも用意され、多くの応援メッセージが集まりました。

商品パッケージにも受験生の応援メッセージを記載し、「きっと勝つ(キットカット)」の語呂合わせで商品をPRすることで、受験生が家族や知人にいるユーザーに対してキャンペーンの参加を促すことに成功しました。

Instagram(インスタグラム )ハッシュタグキャンペーンの成功事例

Instagram(インスタグラム)のハッシュタグキャンペーンとしてご紹介するのは、教育事業の大手である「Benesseグループ」の事例です。

Benesse公式インスタグラムアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#じぶんでできた」をつけて投稿することを参加条件として、お子様が何かに挑戦したエピソードや成長したエピソードの投稿を集めることに成功しました。

キャンペーンのプレゼント内容は、「#じぶんでできた」投稿の中から面白いエピソードを大人気漫画家さんが描きおろて漫画を制作するというもので、内容、プレゼントともにオリジナリティあふれた企画となりました。

ハッシュタグキャンペーンまとめ

ハッシュタグキャンペーンは、ハッシュタグに親和性の高いユーザーへアプローチできる、SNS投稿の内容をシェアできるなどといった特徴があります。

企業側と消費者側の双方に様々なメリットがあるマーケティング手法であるといえるでしょう。ハッシュタグキャンペーンを開催する際には、目標や告知、付加価値などをきちんと決め、効果的な運用を目指していきましょう。

教えてイルミス

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